先生とあたしのヒミツ☆
「笑ってんじゃねーよ。」
健ちゃんがあたしの頭をクシャクシャってするから、ドキッとした。
あっちゃんが、ふざけてアタシの頭クシャクシャってするみたいにするんだもん。
健ちゃんとあっちゃんは雰囲気が全然違う。
でもふとした時に2人を重ねてしまう。
あっちゃんにされてる感覚に陥る。
ドキドキしちゃう…。
「さぁ今度こそ本気で始めるからな。教科書開いて!」
健ちゃんの真面目な声に、あたしは渋々教科書を開いた。