先生とあたしのヒミツ☆
「よし、じゃあ今日はここまで。お疲れさん。頑張ったじゃん!」
あの無邪気な笑顔をくれる健ちゃん。
「"今日は"って…、もしやこの補習、ずっと続くの!?」
「あったりまえだろ?今日の補習でお前の実力は高1止まりだって分かったからな。遅れを取り戻すには、毎日補習やんないと。受験に間に合ん。」
健ちゃんの言葉にがっくり肩を落とすアタシ。
毎日放課後が勉強でつぶれるなんて、健ちゃんは好きだけど、やっぱ凹むって。
アタシの凹み具合を見て、健ちゃんが笑いながら言う。
「しょうがねぇなぁ。帰りになんか美味いもんでも食ってくか?」
「え!?一緒に帰るの?」
アタシはすごくビックリした。