先生とあたしのヒミツ☆


夏美さんが、ドアを開けて笑顔で出迎えてくれる。

「いらっしゃい、美緒ちゃん♪」

「美緒ちゃんだけ?オレは?」

健ちゃんの不満そうな声に奥であっちゃんの声がした。

「お前は来すぎだ。いつまで大学ん時のままでいるつもりだよ。まぁでも今日はオレの可愛い妹に免じて許してやろう。」


妹…


思ったよりも心にズシッとくるな。


あたしの知らないあっちゃんがここにいる。


アタシの知ってるあっちゃんは、いつも優しくて、憎まれ口なんて言わない…



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