先生とあたしのヒミツ☆


突然夏美さんに話しかけられて、あたしは慌てて返事をする。

「はいっ!すっごく美味しいです。アタシ料理全然ダメだから羨ましいデス。」

アタシの言葉にあの可愛いらしい満面の笑みを浮かべる夏美さん。

「ホント?あたしで良ければ料理教えてあげようか?」

にっこり笑う夏美さんは、スゴく素敵な人。

胸がチクッと痛むけど、悲しいわけでも、腹が立つわけでもなく。

気がついたら素直にアタシはこう答えてた。


「ホントですか?ぜひ教えて下さい。嬉しい♪」

夏美さんはすっごく嬉しそうに笑えんでアタシを見てた。



< 78 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop