先生とあたしのヒミツ☆
車がアタシの家の前に着く。
長かったようで、短かったような1日。
「じゃあ"センセ"、有難うございました☆」
あたしはペロッと舌を出してみせる。
「どういたしまして、"椎名"。明日も補習だから帰んなよー!」
健ちゃんも先生口調で答える。
次の瞬間、アタシ達は同時に吹き出していた。
「ぶはっ。なんか改めて言うとウケる。」
「だよな。なんか教師と生徒って立場が違和感あるっていうか。でも学校じゃ気つけなきゃなんねーからな。普段から慣れとかねーと。美緒ちゃんとか呼んじゃったらやべえし。」
「だね。」
アタシ達は顔を見合わせる。
「じゃあとりあえず、明日学校で。」
「あぁ。じゃあまた明日♪」