パンデミック
日常
「最近新型インフルエンザの恐怖が心配されていますが…」

最近テレビでこんなニュースがよく流れる。


(最近こぉいうの多いなぁ…。ったくかかるわけないやんバーカ!!)


って頭の中で考えオレはパンをかじる。

「拓海!早くご飯食べて学校行きなさい!電車乗り遅れるわよ!」

「はーい!」

オレは家を飛び出し自転車で駅に向かった。

オレの名前は井上拓海(いのうえ たくみ)。

大阪の高校に通う高校2年生だ。

(ガタンガタン…)

今日も吊革を掴み、電車に揺られる。

「ゲホッゲホッ…」


「コホンッ…」


(咳してる人多いなぁ…、あっ、もう「梅田」や!降りないと…)

僕は梅田という駅で降りる。

梅田は大阪の中でもかなり発展している。

ビルは高く建ち、服屋、居酒屋、なんでもある。

ここが僕の学校

“大阪茶屋町高校”

公立校である。

偏差値は高くもないが低くもない。

評定を取りにくる賢い奴も何人かいるが、ギリギリ入学した馬鹿な奴もいるいたってフツーの学校だ。
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