パンデミック
ニュースでは、
新型インフルエンザのワクチンはまだ開発中であり、感染するとタミフルでしか処置ができない。
そのタミフルでさえ効果があるのかわからないし、数にもかぎりがあるらしい。
「真理、さっき誰と電話してたの?」
真理の母、結子は真理に尋ねた。
「あっ、拓ちゃんよ!5年ぶりにこないだ会ってん!」
真理は家でオレのことを“拓ちゃん”と呼ぶらしい。
「ふーん。で、なんか変わってた?」
「んー顔はなんかたくましくなってたって言うか、カッコよくなってたな!」
(…ちょっとエロ交じってたけど…)
「そうなんや、あんた彼氏は?」
真理は北海道にいたときに彼氏がいた。
オレにもメールが前送られてきた。
「あっ、優人ね。北海道出る時に別れたよ。」
「そうなんかい。実際拓ちゃんはどうなん?」
「…べっ…別に。」
真理の顔が赤くなった。
「お父さんは拓ちゃんだったら大賛成だったのにね。」
(…!!!)
「やめてやお母さん!!お父さんは……」
―宮崎県―
「宮崎県での新型インフルエンザ感染者は300名を越え、死者は52名…」
「警部、12月18日以降に宮崎県から他府県に出てった中に新型インフルエンザ感染者がいた可能性が十分高いようです!
現にまだ沖縄県と北海道と四国地方にはまだ感染者は出ていません。」
「あぁ。わかってる。WHOを待つしかないな。」
新型インフルエンザのワクチンはまだ開発中であり、感染するとタミフルでしか処置ができない。
そのタミフルでさえ効果があるのかわからないし、数にもかぎりがあるらしい。
「真理、さっき誰と電話してたの?」
真理の母、結子は真理に尋ねた。
「あっ、拓ちゃんよ!5年ぶりにこないだ会ってん!」
真理は家でオレのことを“拓ちゃん”と呼ぶらしい。
「ふーん。で、なんか変わってた?」
「んー顔はなんかたくましくなってたって言うか、カッコよくなってたな!」
(…ちょっとエロ交じってたけど…)
「そうなんや、あんた彼氏は?」
真理は北海道にいたときに彼氏がいた。
オレにもメールが前送られてきた。
「あっ、優人ね。北海道出る時に別れたよ。」
「そうなんかい。実際拓ちゃんはどうなん?」
「…べっ…別に。」
真理の顔が赤くなった。
「お父さんは拓ちゃんだったら大賛成だったのにね。」
(…!!!)
「やめてやお母さん!!お父さんは……」
―宮崎県―
「宮崎県での新型インフルエンザ感染者は300名を越え、死者は52名…」
「警部、12月18日以降に宮崎県から他府県に出てった中に新型インフルエンザ感染者がいた可能性が十分高いようです!
現にまだ沖縄県と北海道と四国地方にはまだ感染者は出ていません。」
「あぁ。わかってる。WHOを待つしかないな。」