パンデミック
「誰やねんて?HR中にずっと咳してたやつ?」
「風邪引いてるんやったら休んだらいいのに…」
HRが終わるとみんな口々に言い出した。
「おい吉田…大丈夫か?」
「…ゲホッ。大丈夫やと思う。ちょっと風邪かなって…」
修也は席の後ろの吉田直人(よしだ なおと)に話しかけた。
「そっか。あんましんどそぉじゃないから大丈夫やな!」
その日吉田は6時間目が終わるとすぐに帰った。
「拓海!早く部活行こうぜ!」
放課後、修也はすぐに部活を誘ってきた。
「おぉ!もうちょいで大会やしがんばんぞ!!」
オレと修也は大のサッカー好きでオレがキャプテン、修也が副キャプテンを努めている。
大会は1週間後に迫り、練習は日々激しくなっていく。
オレ達はすぐに着替え運動場に飛び出、部活が始まった。
「オラー、こっち早くパスしろー!!」
「18番走れコラー!!」
―――――
「あー、疲れた!」
部活が終わるとみんなは寝転がるように倒れる。
「拓海、帰りマック行かねぇーか?」
修也はハンバーガーを食べるそぶりをした。
「悪い、オレ地元で人待たせてるから…」
「そっか!へへぇー彼女かぁ?」
「そんなんじゃねぇーよ!」
オレは修也の茶化しを避け急いで電車に乗り、家に帰った。
今日は幼なじみに会うのだ。
会うのは5年ぶりくらいになる。
「風邪引いてるんやったら休んだらいいのに…」
HRが終わるとみんな口々に言い出した。
「おい吉田…大丈夫か?」
「…ゲホッ。大丈夫やと思う。ちょっと風邪かなって…」
修也は席の後ろの吉田直人(よしだ なおと)に話しかけた。
「そっか。あんましんどそぉじゃないから大丈夫やな!」
その日吉田は6時間目が終わるとすぐに帰った。
「拓海!早く部活行こうぜ!」
放課後、修也はすぐに部活を誘ってきた。
「おぉ!もうちょいで大会やしがんばんぞ!!」
オレと修也は大のサッカー好きでオレがキャプテン、修也が副キャプテンを努めている。
大会は1週間後に迫り、練習は日々激しくなっていく。
オレ達はすぐに着替え運動場に飛び出、部活が始まった。
「オラー、こっち早くパスしろー!!」
「18番走れコラー!!」
―――――
「あー、疲れた!」
部活が終わるとみんなは寝転がるように倒れる。
「拓海、帰りマック行かねぇーか?」
修也はハンバーガーを食べるそぶりをした。
「悪い、オレ地元で人待たせてるから…」
「そっか!へへぇー彼女かぁ?」
「そんなんじゃねぇーよ!」
オレは修也の茶化しを避け急いで電車に乗り、家に帰った。
今日は幼なじみに会うのだ。
会うのは5年ぶりくらいになる。