片想い・・・君しかみえない。
高校生になっても
ずっと彼女が好きだった。

逢う事もなく
情報もなく
それでも
ただただ
大好きだった・・・。




離れてしまったタラコから
電話がきた。

「おす!おら悟空!
 いっちょ会ってみっか~!」

あいかわらずつまらん・・・。


久しぶりに話に花が咲く。

タラコの家は彼女の店のすぐ近所。
もしかしたらたまには行ってるかも。

彼女の事を聞きたいけど
どうやって切り出したらいいか
分からない。

遠まわしに遠まわしに
話をそっちに持って行く。

「ああ、有香ちゃん?
 来年、〇〇高校受けるみたいよ」

「まじ!!!???」


〇〇高校って言ったら
俺と一緒の路線!!!

初めて彼女を見た時と
同じ現象が起きた!!

全身が熱くなって
体中が痒くなって
血湧き肉踊った!!!

「へ~、そう?」

別にって感じで受け流したら

「ん~。今度は頑張れよ!
 ちゃんと話かけろよ!
 ま、有香ちゃんが高校
 受かればの話だけどな!」

「え?・・・。」

「え?って。おいおい。
 ばれてないとでも
 思ってたの?
 ばればれですけど?」

「あら・・・そう?」

「ま、俺も有香ちゃんが
 〇〇高校受かる様に
 祈ってやるよ!」


・・・タラコ・・・お前
・・・いい奴だな。

有香ちゃんって呼ぶ以外・・・。


イ~~~ヤッホ~~~~~~~~!!!!
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