片想い・・・君しかみえない。

途中
なんとなく後ろを
振り返ったら

彼女に似た姿が
彼女の駐輪所に入って行く様に
見えた

まさかな?
電車この時間じゃないし・・・

そう思い
俺は自転車に乗り
バイト先へと向かった

そして次の日の朝
いつもの様にホームへと
向かった

そこには彼女の姿があった

いつもの様に
彼女に近づき

「おはよう!」

と声をかけた

「・・・。
 おはようございます。」

?????
あれ?
ものすごいテンション低い?
つうか敬語だったよな?今?

そう思ったけど
気のせいかなと思い
いつもの調子で話しを続けた

でもやっぱり
テンションが低い・・・
おまけに

「はい。そうですか。」

とか

「よかったですね。」

とか
あきらかにテンションが低く
おまけに敬語に戻ってる・・・

そして
いつもの様に
大きな瞳を俺には
向けてくれない・・・

ものすごく不安になって
どうしたらいいか分からなくなって
俺の駅に着く手前から
俺も黙ってしまった・・・


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