片想い・・・君しかみえない。

手遅れ


次の日の朝
憂鬱さと不安のなか
駅のホームへと向かう

そこには彼女の姿がなく
一本遅らしてみたけど
それでも彼女は来なく

帰りは帰りで
最近バイト先の鉄工所が
忙しく
休まないで来てくれとの事だったから
彼女を待つ事も出来ずに

不安の中
その日を過ごした・・・

眠れなかった事もあり
次の日の朝は
いつもより2本程早めの
電車の時間にはホームに
立っていた

なんとなく隠れながら
1本電車をやり過ごしたら
彼女が階段からホームへと
降りてきた

とっさに身を隠し
彼女を影から見つめていた

いつもより1本早い電車だ!
しかも車両もいつもの場所とは
違う・・・

避けられてる!!!

瞬時にそう感じとった・・・

もう何が何だか分からなくなり
寝不足と相まって
夢でも見てる様な現実感のなさに
早まる心臓と嘔吐しそうな感じを
覚え
ぼーっとしながら彼女の乗った
電車を見送っていた・・・

何も考えられない・・・
まさに無の状態に陥りながら
覚えてはいないけど
気が付けば
学校も終わり
バイトも終え
自分のベットに寝転んでいた・・・


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