片想い・・・君しかみえない。
後悔
何ヶ月か過ぎ
まだまだモヤモヤとしていたけど
それでも彼女の姿を見ない分
前ほどの苦しさはなくなっていた
電車通学をやめ
見つかったら停学だけど
バイクで行く様にした
そんなある日
久しぶりにタラコから
連絡が来た
会おうってなって
彼女の家の裏の公園って
言われたけど
誤魔化して
違う場所で待ち合わせた
「おす!久しぶり!」
タラコを見ると
どうしても彼女を
思い出してしまう
元はと言えば
こいつに彼女を見せられて
そこから俺の片想いが
始まったのだから
無理もない
俺たちは久しぶりと言う事もあって
いろいろな話で盛り上がっていた
しばらくすると
いきなりタラコが切り出した
「なぁ、おまえ。
有香ちゃん、山下と
付き合ってるのん、
知ってるか?」
山下・・・
そう言えばあいつ
そんな名前だっけ
と思いながら
しばらくなかった
痛みを胸に覚えた・・・
「ん? ああ・・・うん。」
「なんだ、知ってたのか?
あいつとさ、1年の時クラス
一緒だったから、たまに会ったら
話するんだけどさ。
なんか猛アタックしたみたいよ?」
「・・・ふ~ん。」
頼む
その話やめてくれ・・・
聞きたくないよ・・・
そんな俺の気持ちも知らず
タラコは話を進める