片想い・・・君しかみえない。
妙に冷めてた自分が
嘘みたいに明るくなった。

鼻歌なんか歌ってしまう。
オカンがニヤニヤしながら
「どうした?ん?」って・・・。

うるさい!ほっとけ!

でもニヤニヤしてしまう。


さあ、これからだ。
ブックマークの1人だよと
好きになんかなってないよと

ばれないように
タラコに情報収集。

なんか恥ずかしかったからさ・・・。
好きになったって言うの・・・。


聞くところによると、彼女も転校生。
両親は新興住宅地のショッピングセンターの
一角で文房具屋を営んでるらしい。
妹あり。現在小6。姉に似ず少々残念らしい・・・。

タラコ・・・おまえって・・・。
すごい・・・。

んでほぼ毎日、学校終わってから
店番してるらしい・・・
っておい!!!
なぜ、早く言わん!!

それとな~く、それとな~く、
文房具屋に誘う・・・。ヒヒ。


「あそこな」

タラコが指差す。

見ると、同じ学校の制服着たやつらが
そこそこいる。
学校帰りのたまり場的な店みたい。

お~~け~~!!

そんな感じなら
俺も毎日来ても怪しまれないじゃん!
やり~~~~!



「おっ! いるいる」

タラコが言う。




いた!!!




光ってる!!!



輝いてる!!!



ウッヒョオ~~~!!
(またしても喜び方が・・・)
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