片想い・・・君しかみえない。

電車に乗り
彼女の横に立つ。

「いつも何時の電車なの?
 帰り。」

「え?」

「いや。
 
 あの・・・。

 朝は見かけるけど

 帰りは見かけた事
 ないから・・・。」

「えっと。〇時〇〇分の
 電車です。」

俺より一時間以上も
あとだ・・・。

「そうなんだ。
 結構遅いんだね。」

「私の学校、一時間多いんですよ。
 授業。
 だから、いつもそのくらいです。」

「そっか」

・・・って!

俺!

普通にしゃべってない?!

いいよね?
いい感じだよね?
神様?!

「バイトとかしてるの?」

「ん~。したいんですけど。
 親がダメだって・・・。

 しているんですか?」

「うん。やってるよ!」

君とお出かけの時の為に
バイクの免許と
バイクの為にねっと
心で思いながら・・・。

「いいな~。
 あっ!
 いいですね~。」

そう。
いっこ上だから
気を使って
敬語だし
タメ口を言い直す
彼女。

・・・かわいい。

なんとなく学習した。

「はは。別に敬語じゃなくて
 いいよ?」

どう?

どうよ?
この返し!?

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