片想い・・・君しかみえない。

楽しいかと言われたら
楽しい・・・

苦しいかと言われたら
苦しい・・・

そんな事考えながら
いつものホームで
彼女の姿を見つける

『ダメだダメだ!!
 今を楽しもう!
 彼女の事が大好きな
 気持ちを
 大事にしよう!!』

そう思いながら彼女の元へと
近寄っていく

「おはよ!」

「あ!おはよう!
 先輩。今日もいい天気だね?!

 それと、あんなに偉そうに
 言ってたのに、昨日傘
 忘れちゃった。」

無邪気に舌をだしながら
俺に傘を渡す彼女

「ダメだな~私!
 ごめんね。
 こんなんじゃ
 もう借りられないね?!」

「だから、言ったじゃん?
 いつでも貸すって!
 
 返すのはいつでもいいし
 貸す時はいつでも貸すの!

 有香ちゃんさえ濡れなければ
 いいんだからさ!」

・・・なんか俺
こんな事平気で言える様に
なってる!

「もう! 先輩やさしいぃ~!」

そう言って彼女が俺を
ポンッと叩く

いつもの様に電車に乗り
いつもの様に隣合わせに立つ

「日曜日、晴れる?」

そう言いながら
かわい過ぎる顔で
俺の顔を覗きこむ彼女

一瞬
ドキッとして

「ん?週間天気予報じゃ
 曇り時々晴れって
 なってたけど?」

「やった~!
 雨だと中止になっちゃうもんね?」

「うん・・・。
 絶対に晴れてほしい。」

「うん!!」

・・・・・。
はぁ・・・。
かわいい・・・。


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