【短】みるくちょこ
「何してんの?」
「黙ってて!
今必死で泣くの我慢してるから!!」
「じゃあそのままで」
「へっ?」
タクさんの言葉に顔を上げると、
上半身裸のタクさんが・・・。
「ぎゃっ」
顔が爆発するみたいに熱い。
「だからそのままって言ったのに」
少し頬を膨らせて
拗ねるタクさんはちょっと可愛い。
どうやら男しかいないから
更衣室がないらしく、
ここでいつも着替えているらしい。
タクさんはコートを羽織ると、
私の頭に手を置いた。