【短】みるくちょこ
「じゃあ行こっか。何食いたい?」
「・・・」
「美波?」
止めてくれ!!
意識した途端に
恥ずかしくて堪らない。
勝手に心臓はばくばくするし、
顔は熱いし、手に負えないよ。
タクさんは首を傾げると、
もう一度手を置きなおす。
ぎゃっ、思いっきり体が跳ねた。
タクさんはぽんぽん頭を触る。
私はその度赤くなって、跳ねる。
タクさんは楽しそうに笑うと、
「美波、新しい遊びか?」
、なんて余裕。
ううっ、負けてるよね。