はじめまして!!~キューピットです~
留太と菜々は屋上へ向かった。


「留太さん!!このみさんをどうして無視するですか!?」

「・・・」

「ねぇ留太さん!!」

「だってよ・・・あっちから言ってきたんだぜ?」

「何と言われたのですか?」



「別れようだとよ」


菜々は驚いた。

「何故急にそんなことを!?」

「わっかんね。でも、それならそれでいいんじゃね?俺ももう疲れた・・・お望みどおり別れてやるぜ・・・」


留太の瞳から涙がこぼれ落ちた。

「・・・です」

「なんだ菜々?」

「そんな留太さんだいっきらいですー!!」


そう言うと菜々は屋上のドアを勢いよく閉めてその場から去った。


< 37 / 45 >

この作品をシェア

pagetop