−形のなぃモノ−
トイレ掃除を終えたぁたしは、朝海のいるホールへ戻った。
『終わった?』
レジでチェックをしていた朝海が言った。
『終わりました。』
『そぅ…。ん〜…他はパートさん来てからだし、タバコでも吸ってゆっくりしていていいよ。』
朝海はそうゆうと厨房の方へ歩いて行った。
ぁたしは更衣室からタバコを持ってくると、さっき朝海が座っていた席で
タバコに火をつけた。
時計の針は
まだ9時17分…
ぁたしはゅうからの
《別れない》
とゆぅメールを見て、ため息をついた。
『彼氏?』
朝海がタバコを吸いながらぁたしの前に座った。
『ぃや、別れたんですけど、別れられないんです。』
ぁたしはそう言うと
携帯を閉じ、
ポケットに閉まった。
『ははっ。難しいね。彼氏はよっぽど東條さんのこと好きなんだね。』
朝海は笑いながら人事のように言った。
『…江崎さんって、彼女いるんですか?』
『いないよ。もうそうゆう年でもないしな。』
『え!?江崎さんて何歳なんですか?』
『31。今年32になるよ。』
『えー!全然見えないですね!若いですよ。』
『気持ちだけね。体は本当年だから。』
そう言うと朝海は短くなりすぎたタバコの火を消して、どこかへ行ってしまった。
でも本当に31歳には見えなかった。
ぁたしは興味もないし、タイプでもないし、11コも年上なんて
全くの恋愛対象外だった。
好きになるなんて
思ってなかった。