−形のなぃモノ−






朝海と二人だけの
お昼ゴハン。





『おいしーーー!』


本当に感動した。
今まで食べたパスタの中で1番おいしかった。



『本当?よかったー。』




朝海は顔をくしゃっとさせて笑った。





それから
ぁたし達がパスタを食べている間もお客さんは一人も来なくて、
ぁたしと朝海は
色んな話をした。


仕事のこと
ゅうのこと
好きな音楽や
休みの日の過ごし方まで。

時間も忘れて…。









『おはようございま〜す』



夕方出勤のバイトの子が来て
ハッとした。
時計を見ると
5時20分だった。





『あっじゃぁぁたし上がりますね。』


ぁたしは慌てて
お皿やグラスを片付けた。




『また話そうな。』

朝海は
ぁたしの頭に
ポンと触れて厨房に戻った。






ぁたしは
きっと
もうこの時から
朝海の事が
好きだったんだろうと思ぅ。








でも
この時ぁたしは
感情なんて押し殺していて

ちゃんとした恋愛なんて
できる状態じゃなかった。


こんなこと言っても

言い訳になっちゃうよね…。




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