−形のなぃモノ−
第二章: ひとり
初日。




ぉ店は土曜日なのにも関わらず暇で、ぁたしはとゆぅと、店長に接客用語やらメニューやらの説明を聞かされて、あっという間に上がる時間になっていた。







『お疲れ様でした。』




私服に着替えたぁたしは周りに挨拶をすると、すぐに外へ出た。







暇すぎる店だけど、これで時給900円は儲けたなぁ…
なんて思いながら、車のドアを開けた。





『麻子!!』






車のライトがパッとぁたしを照らした。



『まぢ、恐いんだけど』




エンジンもかけず、そこにはゅうがいた。





『ちゃんとズボン履いて行ってたんだ。男と話した?』



『話す訳ないじゃん。ってゆうか、いきなり来るのやめてよ!』




バイト初日で気疲れしていたぁたしは声を張り上げてしまった。






『お前そんなに怒って、なんか来られたらやばい事でもあるんじゃない?』





『違う。そんなんじゃなくて…』




『じゃ携帯貸して。』






渡す前に手から携帯をとられた。




ピッ…ピッピッピッ…





ゅうは黙ってぁたしの携帯を見てる。


友達や家族からのメールも、通話履歴まで全部。見られたくない内容まで見られて…







今のぁたしにはプライベートなんてなぃ…。







『もう本当やめてよ』







ぁたしはゅうから携帯を取り返すと、自分の車に乗ってすぐに車を出した。






ゅうは、ぁたしの車の後にぴったりとついてきてる…











もうこんなの嫌だょ…












< 5 / 15 >

この作品をシェア

pagetop