心 ―ハジマリノウタ―





「そういうことだ。今日はもう遅い。

それにジグもご立腹な様だしね、

訪ねるのは、

ロックとジグが一緒にいるときにしよう」




明日、2人を尋ねる、ということで話がまとまり、

レイと別れると、リヴィアは深いため息を吐いた。




「どうしたのですか?」


「ん?いや、あのね、

南西のアジトにはあたしの師匠が居るんだよ」




リヴィアの師匠。


つまり、私の…?


当てはまる言葉が見つからず、

首を傾げると、リヴィアが眉を下げながら呟いた。




「ハア、恐ろしいわ…」





< 225 / 534 >

この作品をシェア

pagetop