心 ―ハジマリノウタ―
「蒼く澄んでいるのに 虚無の空
崩れ落ちるは ニセモノたち
変わり行く世界に 歌を捧げようか
響き渡るレクイエムに ピリオドを
世界が流転し 死を招く
闇は永遠の安らぎとなって
変わり果てる世界に 旋律が響けば
変わることなく愛せるというのだろうか
そこに在るはずのない 心の痛み
切り捨てるのは 自らの意思で
壊れ行く世界に 歌い続けようか
一様にカノンは 永遠を歌う
世界が流転し 生を生む
光は何を照らし出す
変わることのない者たちに 声が届けば
変わることなく愛せるというのだろうか
幾筋の光を残して 日は沈み
その光は何を示す
この手で救えただろうか
変わることのない愛を 声が枯れるまで
変わることなく生きていけるのならば」