World of Game

今度は初めの部屋だった。


最初では跪いていた場で今度はラスクディルが二人に捕らえられていた。

―貴様は余に逆らったばかりでなく、大きな罪を犯した。
無論、わかっているな?―

ラスクディルは黙って俯いている。

―フン、まぁよい。連れて行け! 二度と外に出れぬようにしてやれ!―



次の場所は今までとは全く雰囲気が違った。



動力炉のようで温度も熱く、炎の燃えている光がチラチラと見える。

ラスクディルは拘束されていた。

捕らえているのはどこかの映画に出てきそうな骨組みだけのロボット2体。

もう1体が炉の中に入れてあった棒を取り出す。
いや、ただの棒ではない。
太古の奴隷に使っていたかのような焼印だ。

印をつけられている部分は炉の熱で真っ赤に熱されている。

ロボットはギシギシと音を立てながら印の部分を持ち上げた。

その後に何をするのか。
小夜は瞬時に悟り目をそらした。



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