World of Game
流れの中の僕は、痛みに悶え絶叫していた。
何をされたか?
焼印が僕の左目に当てられた。
ロボットなんかに…
あんな生物でもないものに
屈辱的で恐ろしくて最悪な記憶だ。
今でも耐えられなくなるくらいの憎しみが湧き上がる。
その時、鋭い悪寒が走った。
この感覚は何だ?
ラスクディルは自らの肩をギュッと握り感覚を研ぎ澄ませた。
此れは――見られて、いる?
そう、視線の気配だ!!
それを確信すると同時に羞恥心から激しい怒りが膨らんでくる。
誰かが見ているだと?
この僕のもっとも屈辱的な記憶を
――ふざけるな!!
ラスクディルは腕で周りの空間をなぎ払った。