World of Game
カツン……


足音が響く。


「はぁはぁ……!」


足音から逃げるようにして走る。


道は目の前に果てしなく続いている。

足音はどんどん近づく。

後ろを振り返る。
足音の主はすぐ近くにいた。


手が伸びる。

必死で逃げる少女

手が少女の肩をつかんだ――――



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