純愛モード


そんなアタシの地位が危うくなって来たのは1週間前。


「キャーキャー!!」

おば様方の黄色い叫び声がスーパー中に響き渡って、何事かと人を掻き分けて前に進み出ると、茶髪にメッシュの、いかにもチャラ男が、にっこりと笑った。


そう。

新しいバイト君。


おば様方に黄色い声を出させている張本人。


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