【いつきの小説講座】巻ノ弐
いかがでしたか?
私の話、少しは皆様のお役に立てましたでしょうか?
これらは“物語の作り方”として“メタプロット”の作り方をお話ししたときの内容と実は非常によく似ています。
ですので前回のお話しをご理解していただけていればその復習としての意味合いも含まれていたことに気付かれたことと思います。
ではなぜここで改めて取り上げたのか?
その理由は、
『日常会話も物語を作る練習』
だということに気付いていただきたかったからに他なりません。
ただ漫然と、だらだらととりとめのないことを脈絡もなくまとまりもなく話すことばかりに慣れてしまっていると、いざ物語を書くとき、それが如実に反映されてしまいがち。
文章家は『言葉を愛する』ことが必須。
だからこその本項目なのです。
だからといって他愛のない会話がいけないというわけではありません。
その中で生まれる人間関係や感受性、想像力だってあります。
ですが、この『言葉を愛する』ということを深くこころに根付かせてください。
そうすることであなたの文章力は日毎に増していくはずですから。
さて、これにて私のお話はおしまいです。
これから皆様がどのように文章家として成長されていくのか、楽しみにしていますね?
それではまた、どこかでお逢い致しましょう。