【いつきの小説講座】巻ノ弐
◇その3
『誤字脱字チェック』
さぁ、最終チェックです。
これは何より“声に出して読む”ことが1番確実な方法です。
人は頭の中で、目で読むときは想像力が補助をして勝手に単語の形や意味、前後の文章を変換してしまいます。
例えば
◆
全速力ではした。
◆
と書いてあっても、意味が通じてしまいますよね。
このように目だけで読んでいると誤字脱字を見落としてしまうことが多々あります。
ですが声に出すと一字一句をなぞるようにして認識していくので目だけで読むときよりも格段に見落としが減ります。
なので誤字脱字チェックのときは必ず声に出して読みましょう。
それから、これは誤字脱字チェックのときに限らずですが、
『国語辞典は最低2冊』
持つようにしましょう。
国語辞典というのは存外、監修、出版社の違いによって載っている内容が微妙に違います。
どちらか片方にしか記載されてない単語などもありますのでぜひ、最低でも2冊は持っていたいところです。
その他、
『常用漢字辞典』
『類語辞典』
なども持っていると重宝しますよ。
お値段はちょっとしちゃいますので、学生さんはお父さんかお母さんにおねだりしちゃいましょう。
「勉強に必要なの!」
といえばきっと買ってくれるはずです。
それから、個人的なおすすめとしては、1冊ほど“古い国語辞典”を古本屋などで手に入れておくと良いです。
新しい辞典と古い辞典で言葉の取り扱い方が違ったりしていますので読み比べると面白いですし勉強にもなりますよ。