君に一番近い場所



「誰を追っ掛けてるのー?」




黒崎は外の暑苦しい空気を見るかのようにあたしを見た。




あたし達の学校は進学校だからか、他の学校とは別で夏の最後の第4週から学校が始まる。

中途半端な所から始まって煮え切らない感じと
まだ対応できてない自分が居た。



だから今日も
夏を惜しんで遅刻する。



< 117 / 205 >

この作品をシェア

pagetop