君に一番近い場所

秋の訪れ




「……y,u&a,s?」



その日の放課後
6時間目から机に突っ伏したまま黒崎は爆睡していた。



あたしはそいつを起こさないようにして指輪を抜き取ってその裏に刻まれているイニシャルを見つけた。



「……誰のこっちゃ?」



それは、
あたしの知らない人達だった。



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