君に一番近い場所



黒崎は
あたしが話しだすのを待ちながらも香介と遊んでてくれてる。



その気遣いが
嬉しくて、寂しい。



「話ってのは」



困ったな
いざ、自分の気持ちと向き合わなきゃいけないってなると、どの気持ちとむきあっていいのか?さっぱりだ。



「話ってのは、」



あたしは今日話そうとしていた事を、脳からなるべく分かりやすく取り出して5W1Hに気を付けながら黒崎に告白した。



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