君に一番近い場所



「葉賀!ありがとう!!」




あたしは
居ても立っても
居られなくなったので




即効立ち上がり
昇降口に走っていった。




葉賀さんは
ヒラヒラと手を振って
あたしを見送った。



テストの日の朝に

あたしのノートを
自分のノートに

丸写ししはじめた
葉賀サンは



ヒラヒラと手を振った。



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