RAINBOW~夢の橋~



「うん・・・。」
そう言って、美未の頬を涙が流れた。

「私・・・、嬉しかったの。佑馬がそんな風に思ってたなんて・・・。私、嫌われたって思ってたから・・・。

私、別れて気付いたの。佑馬が、佑馬だけが、私を見ていてくれたんだって・・・。」


美未は、弱い。
でも、それを超える、強さを持っている。


「うん・・・。」

「ねぇ、佑馬。勝手な事言ってるって分かってる。でも、私佑馬とやり直・・・」


「ストップ!!!」





< 46 / 49 >

この作品をシェア

pagetop