紫陽花の咲く丘で
「失礼します」
私達が職員室のドアを開けると、
職員室にいた先生が全員こっちをみた。
だから職員室って嫌いなのよ。
呼び出しの放送が掛かってるの知っているのだから、
いちいち興味深そうに見ないでもらいたいわよね!
私達が入ってきたことを知った、教師二人は
『会議室へ』と言って、先に行ってしまった。
会議室でみんなが席に着くと
「何で呼び出したのかはわかるよな」
優斗が言い、私たちは頷く。
「本当に井村の体調が悪くなっただけなのか?」
雪のお兄さん、つまり清水先生が言う。
「それって私達を信じてないってことですか?」
嘘ばかりの癖して、巴がしゃあしゃあと言う。
「確かに連絡を怠ったのは
悪かったと思いますが
疑われるとは侵害です」
をぃをぃ巴。どこの口から出るのだ、その言葉は。
でもがまん!ここで笑ったら
何が起こるかわかりゃしない。
「本当なのか井村」
ほらきた!
巴が私の脇を突っつく。
「はい本当です
連絡しなくてすみませんでした」
私は深々と頭を下げる。
先生方二人はため息をつく。
そして清水先生が口を開く。
「こういうのは担任の神崎先生がゆうものだが・・・
お前たち三人は受験生なんだぞ?
そういう小さなことが内申書に響くということを忘れるな。」
「すいません清水先生
ご心配おかけしてしまって」
優斗が清水先生に頭を下げる。
なんか罪悪感。
私たちが悪いのに、悪くもない優斗が頭を下げるなんて。
これが大人ってこと?下げなくていい人が頭を下げる。
だったら、私は大人にはなりたくないよ・・・。
「ごめんねお兄ちゃん
心配かけて」
雪が首を竦めて上目遣いに言う。
「・・・学校では清水先生と言いなさい
清水も、もう中三なんだから
連絡ぐらいできるだろう
そういうことはきちんとしなさい」
「・・・はぃ」
そんな雪と清水先生のやりとりを見ていた巴が、クスっと笑う。
「川原もだぞ」
すかさず優斗が言う。
巴はやぶ蛇!とばかりにしかめツラ
「話はそれだけだ
三人とも受験生ということを忘れないようにな」
優斗の言葉で、この会議?は終わった。
私達が職員室のドアを開けると、
職員室にいた先生が全員こっちをみた。
だから職員室って嫌いなのよ。
呼び出しの放送が掛かってるの知っているのだから、
いちいち興味深そうに見ないでもらいたいわよね!
私達が入ってきたことを知った、教師二人は
『会議室へ』と言って、先に行ってしまった。
会議室でみんなが席に着くと
「何で呼び出したのかはわかるよな」
優斗が言い、私たちは頷く。
「本当に井村の体調が悪くなっただけなのか?」
雪のお兄さん、つまり清水先生が言う。
「それって私達を信じてないってことですか?」
嘘ばかりの癖して、巴がしゃあしゃあと言う。
「確かに連絡を怠ったのは
悪かったと思いますが
疑われるとは侵害です」
をぃをぃ巴。どこの口から出るのだ、その言葉は。
でもがまん!ここで笑ったら
何が起こるかわかりゃしない。
「本当なのか井村」
ほらきた!
巴が私の脇を突っつく。
「はい本当です
連絡しなくてすみませんでした」
私は深々と頭を下げる。
先生方二人はため息をつく。
そして清水先生が口を開く。
「こういうのは担任の神崎先生がゆうものだが・・・
お前たち三人は受験生なんだぞ?
そういう小さなことが内申書に響くということを忘れるな。」
「すいません清水先生
ご心配おかけしてしまって」
優斗が清水先生に頭を下げる。
なんか罪悪感。
私たちが悪いのに、悪くもない優斗が頭を下げるなんて。
これが大人ってこと?下げなくていい人が頭を下げる。
だったら、私は大人にはなりたくないよ・・・。
「ごめんねお兄ちゃん
心配かけて」
雪が首を竦めて上目遣いに言う。
「・・・学校では清水先生と言いなさい
清水も、もう中三なんだから
連絡ぐらいできるだろう
そういうことはきちんとしなさい」
「・・・はぃ」
そんな雪と清水先生のやりとりを見ていた巴が、クスっと笑う。
「川原もだぞ」
すかさず優斗が言う。
巴はやぶ蛇!とばかりにしかめツラ
「話はそれだけだ
三人とも受験生ということを忘れないようにな」
優斗の言葉で、この会議?は終わった。