pm13:00
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午後の暖かな日差しが、開け放した窓から降り注ぐ。
ベットにこしかけ向かい合わせに座る俺の腕を凝視したまま、安藤の瞳が、どんどん潤んでいく。
「すまない、本当にすまない」
そう繰り返す安藤に、俺はただ首を振り、もういいから気にするなと言うしかなかった。
ため息をつき、悔しげな表情で安藤がぽつりと呟いた。
「……誓った、のに」
「…誓った?」
そう首を傾げると、安藤は真っ直ぐにこちらを見つめ、躊躇うようにゆっくりと、口を開く。
「母が死んだとき、誓ったんだ」
…そして安藤は、
ゆっくりと、自分の過去を話はじめた。