pm13:00


俯いていた安藤が顔を上げて、こちらを見つめてきた。
ゆらゆらと、潤んだ瞳が揺れる。


判決を下されるのを待つような目。



…そんな目を、させたいわけじゃない。



無理矢理笑顔をつくって笑いかけた。



「…不器用で、無鉄砲で、無駄に正義感が強くて、…そうやって、脆さも弱さも一人で抱え込んで。…だけど」




…だからこそ





「そんなお前が、お前らしくて、俺は好きだ」
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