白球ノート
このノートを書こう、
って言い出したのはやっぱり翔太だった。
いい発想だな、ってみんなで納得して書く事に決まったんだ。
さすがキャプテンだよね。
いつもみんなを思って、
誰よりも部員の事を考えられる。
それが翔太なんだよね。
今日みんなが泣いた後も翔太が一番最初に泣きやんで、
みんなの背中を叩いて回ってた。
次の主将は翔太だって決まった時に一番泣いてたけど。
翔太の嬉し泣きを見て、
2人で笑ったね。
岸田監督が、
「この部員を支えるのはお前しか出来ない」って言葉格好良かった。
でもそれに賛同したみんなの姿を見て、
この野球部のマネージャーで良かったって思ったんだ。
どこの野球部よりも部員同士の信頼が厚くて、
絆が深い。
この野球部を支えられる2人でいようね。
これからも、ずっと2人で頑張って行こう。