兄弟愛。
微かな思い。
わからない…けど。




微かに…



知っているような。
会ったことのあるような感じがした。








高屋祐輔さんと、別れて病室に戻る。





ふと、携帯を開く。



ずっと。開いてなかったと思われる携帯電話。



着信があった。



何件も。




全部が……お兄ちゃんという名前だった。




お兄ちゃん…?




メッセージを聞く。



『ごめんっ!今から助けにいくから!』




『ミオっ!…次、会うときは好きだって伝えていいかな?』




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