♯゜+姫+゜♯



―知稀―





何でだ?





いきなり逃げたし・・・(汗)





ドアも窓も完璧に閉められていること。





「百合?」





静かになった・・・





また過呼吸か!?





「おい百合開けろ!!!」





強行突破!!!





「圭斗くんドア破ってもいい?」





「お前が直すんならいいけど。」





俺はドアをぶち壊した。





「百合!?」





百合は床に這いつくばるようになっていた。





「はぁはぁはぁ」





「百合ゆっくり息するんだぞ。」





俺は百合の口と鼻をタオルで抑えた。










しばらくして落ち着いたのか眠たそうな目をしていた。





「百合、寝ていいぞ。」





でも百合は俺の手を掴んで首をふった。





もしかしたら寂しかったのか?





「百合、俺どこにもいかないから安心しろ。」





.
< 105 / 128 >

この作品をシェア

pagetop