♯゜+姫+゜♯
「ともくん!!早い。」
「ごめんごめん。手つなごう。」
手!?
「ほら、」
ともくんは私に手を差し伸べる。
「うん///」
私たちは手をつないで登校する。
教室に行くと勇真がとびついてきた。
「百合~。聞いてよ!!」
「何?」
「彩歌が俺の彼女に昔の事バラして彼女とケンカしてんだけど・・・」
「昔ってあれ!!?」
昔というのは勇真がまだ中学生の頃、バスケ部のマネージャーと駆け落ちしたことだ。
まぁ駆け落ちがすぐに見つかってその彼女とは別れたけど・・・
「俺の彼女が「私にはそこまで愛してくれないのに!!!」って怒っちゃって・・・」
「仲直りできないの?」