♯゜+姫+゜♯




―知稀―




俺はリビングにある圭斗くんのカメラのSDをパキっと割った。



「おい、知稀何すんだよ。」




「百合のためだよ。」




「なんだよ、ばれてたのか。」




「どうみても、圭斗くんのカメラでしょ。この角度とか、あと普通こんなに早く写真なんてまわってこないよ。」




「お前もえらくなったな。」




「それはどうも。じゃっ。」






俺は急いで部屋に戻った。













「百合。もみ消したよ。」




「うそ!!早くない?」




「だってあれ圭斗くんが撮った写真だよ。すぐにパキっと。」




「パパが撮ったんだ・・・」


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