2人の関係~私と執事~
司は笑っていて、その笑顔は本物だった。



隣の女の子も同じように笑っていた。



見たことがない司の少し幼い笑顔に、私は見とれていた。




するとクローゼットのドアが開いて、司が私の方を向き驚いた顔をした。




「何してんだよ...。」



そう言った司の声は昨日聞いた尖った声だ。



「ごめん...勝手に見て...。」



「やめろよ!!」
< 150 / 244 >

この作品をシェア

pagetop