2人の関係~私と執事~
「なんだよ。大事な話って?」


そう言って急かす司。


私は内心聞きたくないような思いがあった。



みんなが守さんを見つめて、話を待つ。



守さんが一瞬准の顔を見て...


「瑠依の専属執事の桐島准のことなんだが、この度留学することになった。」


え...留学って...。


何のこと...?


ねぇ...どういうことなの?




守さんはその後もいろいろとみんなに説明していたけど、私は何も聞けなかった。


ただ准が留学という言葉だけが頭の中を駆け巡っていた。



そんな中で燕尾服を着た見たことのない執事が入ってきた。
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