2人の関係~私と執事~
「瑠依の新しい執事ももう用意している。前にも神堂家の執事として仕えてくれていて、今まで留学していたんだ。」


「瑠依様、私松木創≪マツキハジメ≫でございます。よろしくお願いいたします。」


この人が私の新しい執事...っていうの?


「留学先で立派な執事になって、帰って来たようだ。」


そんなこと関係ない...


私には准がいればいいの。


准がいいの...。


ねぇ...私はそう思ってるのに...なんで先に言ってくれなかったの...?


聞くなら准の口から聞きたかったよ...。



私は斜め後ろに立つ准の顔を見上げた。


守さんを見つめて私の顔なんて見向きもしない。


ねぇ准...今まで避けてきたこと謝るよ?これからはずっと一緒にいるよ?




...素直にもなるよ?
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