2人の関係~私と執事~
私はそのまま動く事ができず、奥からはドアが開いて閉まる音が聞こえた。



そして足音が近づいてきて、近くで止まる。



「瑠依様...泣かないで下さい。」



誰のせいだと思ってんのよ...。



「瑠依様に黙っていた事は謝ります...。申し訳ございませんでした...。」



「...許すから...許すから行かないでよ!!!」



私はベッドから顔を上げ准に抱きついた。



今准を離したら...准がどこか行っちゃう...。



「准がいてくれたら...いいから...。」



「瑠依様...新しい執事の創さんは素晴らしい人です。瑠依様の為を思い決めたことです。」



私の言ったことなんて気にもせずにそう言う准...。
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