2人の関係~私と執事~
ひどいよ准...。キスだけしといて...私の中のドキドキ残して行っちゃうなんて...ひどいよ...。



私は立ち上がることも何もできず涙を流し続けた。



行かないで...准...。



そんな思いを胸に残し、気がつくと私は眠りに落ちていた。



起きると顔と枕がぬれていた。



准...准...心の中で何度も呼んだ...。



でもそんな声は届くはずない。



その時だった...。



いつもの時間にいつものノック。



私の声が准に届いたんだと思った。
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