2人の関係~私と執事~
でも...そんなことはやっぱりなくて...。



ノックの後に聞こえてきた声は...



准ではなかった。



私はふとんで顔を隠した。



この声を求めているんじゃない!!



そう強く思った。



それなのにその声の主は近づいてきて、声をかける。



「瑠依様、お目覚めのお時間です。」



そう言ったのは...あの新しい執事の松木創。



私は顔を隠したまま何も言わなかった。



松木創も私を無理矢理起こそうとはしない。
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