2人の関係~私と執事~
「ごめ...なさい。今は...話できません...。」



そう言った私に守るさんは、



「今話したいんだ。瑠依ちゃんに...後悔してほしくないから...。」



と少し切なそうに言った。



そして私はゆっくりと、涙でグシャグシャであろう顔をふとんから出した。



すぐ隣には、優しく笑った守さんの顔と、心配そうに私の顔を覗く松木創の顔があった。




「瑠依ちゃん...落ち着いて聞いて...?准のことなんだけど...」




と言って、守さんが話を切り出した。



准がどうしたの...?



私は守るさんを見つめてその続きを待った。
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