幸せの契約
三人に続いて私も応接室へ入った
「すっごーい…。」
今まで黙りコクっていた女が応接室をグルグル見回して目を輝かせた
最高の肌触りの牛皮のソファーに貫禄たっぷりに座る牧野
私はテーブルを挟んで向かい合う様に座る
目は合わせられない
後ろでは
由香ちゃんが運んできたティーセットが乗ったワゴンで犬居さんが最高のアールグレイを淹れている
「しかし、あんまりじゃないか?鈴ちゃん。
家を出ていってからずっと何にも連絡をよこさないなんて。」
牧野は芝居がかった口調で話す
「そうよ。
大学は潰れたって言うし、私たちどれだけ心配してたか分かる?」
牧野の妻、一恵は今にもなき出しそうだった
「すっごーい…。」
今まで黙りコクっていた女が応接室をグルグル見回して目を輝かせた
最高の肌触りの牛皮のソファーに貫禄たっぷりに座る牧野
私はテーブルを挟んで向かい合う様に座る
目は合わせられない
後ろでは
由香ちゃんが運んできたティーセットが乗ったワゴンで犬居さんが最高のアールグレイを淹れている
「しかし、あんまりじゃないか?鈴ちゃん。
家を出ていってからずっと何にも連絡をよこさないなんて。」
牧野は芝居がかった口調で話す
「そうよ。
大学は潰れたって言うし、私たちどれだけ心配してたか分かる?」
牧野の妻、一恵は今にもなき出しそうだった